結束のカルミナ・ブラーナ

今月は東京である現象が起こっていた。それはドイツの作曲家カール・オルフの世俗的カンタータ《カルミナ・ブラーナ》を、11月1日に宮本文昭さんが東京シティフィルで、11月14日にオーチャードホールで西村智実さんが、そして16日には東京芸術劇場で中島良史さんが演奏するという、前代未聞のひしめき合い現象。

僕はというと、16日の中島良史先生が指揮する「中島良史と仲間たち 指揮者デビュー40周年記念 東日本大震災被災地支援コンサート」と銘打った《カルミナ・ブラーナ》に、バリトンソロで出演した。

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会場は東京・池袋にある東京芸術劇場。僕はここでソロを歌うのは初めてで、楽屋の豪華さに少々興奮していたが、舞台に立つと2000席というキャパを感じさせない作りに感心した。響きも、以前にブリュッヘンの18世紀オケを聴いた際には、古楽だとちょっと響きが寂しいなぁと思ったが、今回はなんといってもカルミナ。舞台ギリギリまで迫るほどのオケも合唱なので、ジャストフィットな響きでした。そして歌にとっても実に歌いやすいホールでした。

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今回は中島良史先生の指揮者デビュー40周年&古稀を記念したスペシャルコンサート。そのオケには中島先生の人望を物語る重鎮や、ソリストとしても名のある若手のホープまで、見る人が見ると驚くようなメンバーが集結した、まさにドリームオーケストラでした。
そして合唱は中島先生がこれまでに関わった、混声合唱団うたの森、ガーデンプレイスクワイヤ、一橋大学・津田塾大学 合唱団ユマニテ&OB, OGに、東京滝野川少年少女合唱団とピッコリーノという天使のような児童合唱団が加わり、オケ、合唱合わせて総勢250名以上が集まりました。

ソロは、ソプラノがウクライナの歌姫オクサーナ・ステパニュックさん、カルミナのテノールの代名詞と名高い高橋淳さんと、不肖このわたくしのバリトンという、まさにカルミナのベストメンバー。

更には、前半にホアキン・ロドリーゴのアランフェス協奏曲を、ギタリストの松尾俊介さんという、これでもかと言わんばかりの美味しいプログラムでした。

公演は大成功!!!そしてその模様は、日本経済新聞社が3公演を聴き比べるという記事で紹介されました。

http://www.nikkei.com/news/print-article/?R_FLG=0&bf=0&ng=DGXMZO79939840Q4A121C1000000&uah=DF270920114363

我らが中島先生の公演はとても高く評価され、こんな記事に。

【中島と仲間たちの結束力の強い演奏の白眉は、第2部「酒場で」だった。12曲目「むかし湖に住んでいました」では、テノールの高橋淳が客席から舞台に千鳥足で登壇。黒焦げに調理された聖なる白鳥の嘆き節をふらついた演技を交えて歌う。惨めな歌を終えるとなかの指揮台の横でそのままうつぶせに倒れ込んでしまった。続く13曲目「俺は大修道院長様だ」ではバリトンの春日保人がギラギラした容貌で異様に尊大な歌声を聴かせた。中島はリハーサルの際、「君は大修道院長様をやるにはイケメンすぎる。本番までに肉をたらふく食べて脂ぎった顔で出てきてくれ」と春日に指示していた。極端なデフォルメが「酒場で」の自堕落で滑稽な歌を引き出すのに成功していた。】

中島先生、何を記者さんに口走ってるんですか…。σ^_^;
しかし、リハーサル前に久しぶりに食べた郷里熊本・桂花ラーメンの豚骨パワーがあってか、ギラギラした顔になったようだ。(笑)

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何にせよ、中島先生おめでとうございます!!!
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
記念すべき舞台にご一緒させて頂き、大変光栄でした。

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バリトン歌手
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