ラモー宗教曲全曲演奏会

今年はフランス・バロックの大家ジャン=フィリップ・ラモーの没後250年記念年。そこで今年の合唱団フォンス・フローリスの第7回コンセール・スピリテュエルは、8月31日、ラモーの宗教作品全曲演奏会を催した。
全曲演奏会とはいっても、現存する作品は3曲のグラン・モテと、短い5声のモテットの4曲のみ。
ラモーは晩年に劇音楽作曲家として花が咲き、年老いても時代の先を行くオペラが印象的。

そのラモーの宗教曲はというと、オペラ作曲家として名を馳せる前の、28歳から40歳になるまでの頃の作品。しかしその音楽は晩年のオペラを思わせる劇的で、バロックからその後の古典派を先取ったような管楽器の使用もあり、実に充実した音楽でした。

ソロもオペラアリアさながら、華麗でテクニカルなもの。どの曲も素晴らしかったのですが、近代和声の礎となっている『和声論』の作者でもあるラモーですから、その中で例題として収められている”Laboravi clamans” は古風ながら充実した和声進行で、素晴らしい作品でした。

しかし、フォンス・フローリスで取り上げて2回目となった”In convertando Dominus” がやはり充実度No1!これを若き1710年代に作曲していたというですから驚きです。まさにフランス・バロック宗教曲作品の中でも最高傑作。

今回は古楽を歌っていて良かったなぁと思わせる演奏会でした。そしてお客様も満席御礼で、演奏会前から完売になるほどでした。

来年のフォンス・フローリスは後期バロック時代のパリで一世を風靡していたモンドンヴィルです。
これまた今から楽しみです!!

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バリトン歌手
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