愛らしい楽器

今日は紀尾井ホールで、コカリナの認定講師のアンサンブルによるコンサートでした。

「皆さん、この楽器を知ってますか?」

最近では知名度もアップしてきて、小学校とかに行った際にこの質問をしても、普通に「コカリナ!!」という答えが帰ってきます。

ハンガリー生まれの小さな笛。それを黒坂黒太郎さんが日本に持ち帰り、アンサンブルができる位に改良をされたこの楽器は、オカリナと同じ閉管楽器です。オカリナは陶器に対し、コカリナは木製。基本の形は親指くらいの小ささですが、とても澄んだ素敵な音がします。

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僕がこの楽器と出会ったのは、大学進学の為上京してきた頃。
元々色んな笛が大好きだった僕に、熊本の知り合いが教えてくれ、上京と同時に工房を訪ねたのがきっかけです。

まだまだ無名な楽器だったこのコカリナは、長野オリンピックの際に伐採された木を使って、オリンピックの音を鳴らそうと呼びかけた辺りから知名度が増してきた様に思います。

親指くらいなのでネックレスの様に首にかけ、木製なので陶器よりも気軽に持ち出せ、いつでもどこでも吹ける。
また木の種類によって音が変化し、柔らかくも通る音がヒットの所以でしょうか。

広島原爆の被曝樹や、最近では東日本大震災で被災した陸前高田市の松からコカリナを作り、平和を願い、鎮魂、復興の音を奏でる活動は世界でも認められ、ウィーンの楽友協会から招聘されたり、皇后陛下も興味を持ち、奏でて下さるなど、世界友好としても一役かっています。

今では種類も増え、通常サイズのコカリナの左右に小さいコカリナを繋げた子持ちコカリナで音域が広がり、アルト、バスにコントラバスまで、コカリナ・オーケストラが奏でられるまでになっています。

僕は学生時代に出会ってから、その魅力にはまり、各地のカルチャーセンターなどで指導者として教えていましたが、現在、講師制度が確立、沢山の講師達が指導にあたるようにまで発展しました。

今日はコカリナで、ヴィヴァルディの「春」や「冬」、モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジーク、ヘンデルの水上の音楽などのクラシックから、心癒されるヒーリング音楽、
黒坂さん作曲のオリジナル曲などを演奏。
そして、チェリストのカザルスが国連で平和を願って演奏した事で有名な、カタルーニャ民謡の「鳥の歌」を被災松コカリナと、ヘンデルのオンブラ・マイ・フ(ラルゴ)を僕がコカリナと共演して歌いました。

満席のお客さまと、演奏者。ここにいる人は音楽が好きで好きでたまらない人が集ってます。
コカリナは自然の音。木の息吹が音楽となったような感じがします。

是非皆さんも聴いてみて下さい。吹いてみて下さい。心が暖かくなりますよ。

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バリトン歌手
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愛らしい楽器 への2件のフィードバック

  1. 清水 より:

    初めまして
    長野でコカリナ教室に通っていて、その講師も出演するという事で
    初めて「 講師コンサート」 行きました。
    とても 素敵な音であふれていて 幸せなひと時でした。
    ありがとうございました。
    初めて春日さんの歌声を聞き 素晴らしいと思いました。
    ネットで探して このページを見つけました。
    また 寄らせていただきます(=^_^=) 
    そして お願いなのですが
    コカリナの写真 使わせていただいていいでしょうか?
    ブログで友人に紹介したいと思うのですが・・ 

  2. yk より:

    清水さま

    先日は遠方よりコンサートにお越し頂きましてありがとうございました。
    また僕の歌を気に入って下さり、嬉しいです。
    コカリナの写真使ってくださっても構いませんよ。
    またブログにも遊びにいらして下さい。

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